ネクタイの結び方をマスターしてシチュエーション活かす!

ネクタイをきちんと結ぶことで、スーツの着こなしに清潔感が出ます。スーツを着た際に好印象に見せる条件の一つでもあり、ネクタイの役割は重要です。シャツの襟型やネクタイ素材を考慮し、様々なノットを使い分け、素敵にネクタイを着用していきましょう。ここでは、一般的で実用性の高いネクタイの結び方をお届けします。

基本のネクタイの結び方とは?

ネクタイ

プレーンノット

プレーンノットは、フォアインハンドノットともいい、手軽に結べて少し非対称の結び目が特徴で、ネクタイの結び方としては最もスタンダードなものです。ボタンダウンやフォワードポイントのように、襟開きが小さくて襟先が長いカラーと相性抜群で、特別なフォーマルシーン以外では、あらゆるシーンに適した結び方となっています。また、初めてネクタイを着用される方にも、プレーンノットは簡単な結び方なのでおすすめです。

ダブルノット

ダブルノットは、プレーンノットの次にノットが大きい結び方になります。少し縦長のノットが特徴で、ノット部分が二重になることで柄の変化が出やすくなります。柄ネクタイなどを素敵に着用したい時におすすめです。また、ノットが細くなるので、首が細い方や身長が低い方でネクタイの長さに悩んでいる方は、ダブルノットは長さ調節ができておすすめです。プレーンノットよりバランスよくネクタイを結ぶことができます。

セミウインザーノット

セミウインザーノットは、ハーフウィンザーノットともいいは、フォーマルシーンに用いられることが多いですが、ビジネスや結婚式など大体のセミフォーマルな場面で使える結び方です。結び目も適度な大きさなので、ボタンダウン、フォワードポイント、スプレッドなど、様々なカラーとも相性がよくなっており、結び方も比較的簡単に習得することができます。

ウインザーノット

ウインザーノットは、フルウィンザーともいい、クラシックな結び方で人気があります。他のネクタイの結び方と比べると、結び目が大きく左右対称であるのが特徴です。清潔でエレガントな印象を与えるので、フォーマルやセミフォーマルなシーンにも最適です。また、ワイドカラーシャツとも相性が良いので、ドレスアップする際にもおすすめです。

ネクタイのディンプルを作るには

ネクタイを結ぶ際には、結び目に完璧なディンプルを作ることが大切です。素敵にネクタイを結ぶには、ディンプルを上手く作る努力は価値があります。綺麗なディンプルを作るには、親指と中指でネクタイをつんでひだを作り、人差し指で崩れないようにしながらネクタイを締めることです。こうすれば美しいディンプルに仕上がります。

ネクタイの結び方を習得

ネクタイの結び方の習得には、少しの努力も必要です。何度か練習する必要もあります。気に入った結び方ばかりに偏ってしまいますが、色々なネクタイの結び方を習得することは、装いの幅を広げることに繋がります。たとえば、ウインザーノットは特別な時に、プレーンノットは日常使いに、このように使い分けができるだけでワンランク素敵な男性になります。また、自分の顔の輪郭と相性の良いネクタイの結び方も、自分で知ることは大切です。たとえば、丸顔の方はフォアインハンド、面長の方はウインザーやセミウインザーノットが似合います。なので、鏡で自分に似合う結び方も色々見てみましょう。

ネクタイカラーの選び方とは?

ネクタイ

レッド系

レッド系は、情熱的、積極的、勇敢、リーダーシップなどの印象を与えます。なので、勝負の日や営業時にチョイスするのはおすすめです。主に、ネイビーやブラック系のスーツと相性抜群で、ネクタイが映える白の無地シャツを合わると良いでしょう。ビビットカラー以外にも、落ち着きのあるバーガンディーの色味も年齢に応じて取り入れていきましょう。

ブルー系

ブルー系は、誠実、聡明、知的、爽やかなどの印象を与えます。なので、目上の方に会ったり、大切な商談があったり、そんな時におすすめです。ビジネスシーンで最も使用されているアイテムであり、色味が明るい程爽やかなフレッシュさが出て、トーンが暗くなる程落ち着いた印象になります。

グリーン系

グリーン系は、穏やか、堂々、高貴などの印象を与えます。なので、30代~40代の落ち着きが出てきた年代の男性に向いています。グリーン系は、明るいカラーリングやカーキに近い色が中でもおすすめです。ブラウンやグレーのスーツと相性抜群で、シャツはサックスブルーを選ぶことで、まとまりのあるコーディネートに仕上がります。

ピンク系

ピンク系は、優しい、可愛い、無邪気、モテるなどの印象を与えます。なので、ビジネスシーンはもちろん、女性とコミュニケーションを取る際やデート時にも選べるカラーです。ピンク系は、ネイビーやブラウンのスーツと相性抜群で、シャツは無地の白シャツを選ぶことで、まとまりのあるコーディネートに仕上がります。

ブラウン系

ブラウン系は、堅実、温厚。努力家などの印象を与えます。なので、大人としての余裕を演出できたり、季節感を出すことができたり、秋冬に着用するのに最適です。イタリアでは、オシャレな男性が取り入れている組み合わせでもり、ネイビー系のスーツと相性抜群です。

ブラック

ブラックは、本来はフォーマルシーンに適したアイテムであり、日本では弔いの場で着用する機会が多いです。海外では、結婚式などの華やかなシーンにもブラックネクタイは一般的ですが、日本では華やかなシーンでの着用は避けましょう。また、フォーマルシーンはもちろん、ブラックのナロータイであればカジュアルシーンのアップコーデになり、一本持っておくと便利です。

ホワイト・グレー系

ホワイトは、正式な結婚式のネクタイカラーとなっていますが、最近は、結婚式でホワイトネクタイをする習慣も減り、グレーやシルバーなども着用や、柄も無地をはじめストライプ柄、ドット、小紋柄でも問題ありません。

スーツスタイルはネクタイで印象が変わる!

ネクタイ

スーツスタイルというのは、Vゾーンのコーディネートで印象が変わります。Vゾーンは、ジャケットのボタンを止めた際にできるV字部分で、ジャケット、ワイシャツ、ネクタイ、この3つのアイテムが関わるゾーンです。特に、ネクタイというのは、全体のコーディネートバランスに影響し、スーツスタイルの全体の良し悪しを左右します。仕立ての良いスーツは、大体、数万円~数十万円するのが一般的ですよね。

日々、違ったコーディネートを楽しみたくても、購入できるスーツ数には限りがあるものです。その点、ネクタイであれば、1万円から高くても5万円代で購入でき、ネクタイを変えてスーツの印象を変えて楽しむことがでます。なので、色々ネクタイを持って結び方を変えながら、スーツスタイルをオシャレに着こなせる点は嬉しいポイントでもあります。

まとめ

ネクタイ

ここでは、一般的で実用性の高いネクタイの結び方をお届けしてきましたが、いかがでしたか?自分の個性や特色を出しにくいビジネススーツでも、唯一、オシャレの演出ができるのがネクタイを含むVゾーンです。シャツのからー、柄、クリネックなどのVゾーンの変化はもちろん、そこでネクタイの結び方を変えてイメチェンすることができます。最も一般的なネクタイの結び方しか知らない方も、ぜひ、他のネクタイの結び方にも挑戦してみて下さい。